2017年09月15日

東京、リオ五輪で買収と結論 (英ガーディアン紙報道)



2020年東京五輪招致に関連する裏金(2.4億円)の疑惑。

【ロンドン共同】2016年リオデジャネイロ五輪と20年東京五輪招致の不正疑惑を巡り、ブラジル司法当局が両五輪の招致委員会から、当時国際オリンピック委員会(IOC)委員で国際陸連会長だったラミン・ディアク氏(セネガル)を父に持つパパマッサタ・ディアク氏に対し、多額の金銭が渡った可能性があると結論づけたことが分かった。英紙ガーディアン(電子版)が13日、報じた。(共同通信47News/ 2017/09/14報

 フランス当局の捜査を基に書類をまとめたブラジルの当局は、IOC内で特別な影響力があったラミン・ディアク氏を買収する意図があったとしている。

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ロシア陸連のドーピング疑惑を端緒としてまさに驚天動地の展開となった。裏金を差し出したのが招致委員会だったのか、そのエージェント(電通)だったのかは未だ不明だが、招致の為の買収を目的とした裏金であり、その金の出先は日本・東京と国際的に報じられてきた。

ブラジル司法当局の今般の結論は、先に捜査を開始している仏の検察当局の捜査資料を基にしている。そして、東京オリンピック招致活動においてIOC実力者の金銭授受の事実を確認したようである。

疑惑が犯罪として立件される可能性もあり、事と次第に拠っては2020年の東京開催中止をIOCは決断するかもしれない。そうならないとしても、このまま何の自省も道義的責任も示さずに東京都が五輪を開催することについて国際世論は黙っていないだろう。嘗てのモスクワ五輪のように参加を見送る国も現れるかもしれない。

そもそも福島での原発事故を「アンダーコンロール」などと嘘をつき、被災者を踏み台にした招致であった。北朝鮮動静も一層不安定化している。そしてこの結論。そもそもに立ち返って開催返上を含めて見直すべきだと思う。

(おわり)
posted by ihagee at 03:37| 東京オリンピック

2017年09月13日

Film Photography I.



キャノンのPhotopressoにストックフォトをアルバムにして出品しました。
掲載の写真はどれも虫眼鏡(ルーペ)レンズで撮ったもの。
使用したカメラはRolleiflex 66, Exakta RTL1000, Canon AL-1。
フィルムは120と135。

なお、どなたでも購入可能です。よろしければご覧ください。
(シリーズとして今後もアルバム化する予定でいます)

Film Photography I.

photopresso.png


(おわり)



posted by ihagee at 18:23| フォトアルバム

2017年09月09日

真空管ラジオでネットラジオという楽しみ




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以前、「真空管ラジオから考えること」で触れた1950年代の旧西独Loewe社製のAtlas 2790Wは、たまにインターネットラジオとして使っている。

このAtlas 2790Wは数年前にeBay DEから購入した。まず修理(オーバーホール)を秋田の昔ラジオ少年に依頼した。修理記録はこの御仁がブログに掲載している(「Loewe「2790W」修復記その2」)。「その2」とあるのは「その1」があるからで、最初に同型機を購入したものの輸送中に破損し見るも無残な状態で届いた。これが「その1」として修理された一番機だった。しかし、この「その1」は出品者が勝手に回路を改造したようでトーンコントロールが利かない。従って「その2」は「その1」の代替え機ということである。ピアノキー仕様のバンド切り替えスイッチにより、一つのダイヤルを操作してもFM系とAM系のダイアル指針が別々に動きランプも同期して切り替わる。

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たかがラジオを鳴らすために、機械とアナログ回路と真空管の大きくずっしりとした塊が必要だった時代があったということだ。しかしその本物感(モノとしての存在感)はいまどきの軽薄短小使い捨てのプラスチック製品とは比較にならない。目的は同じでも存在する意味が昔と今では違う。修理可能な点も含めて。さすがに真空管は入手困難かと思われたが、欧米では未使用品も含めてまだ十分なストックが中古市場にあるようだ。このラジオのためにテスト済みのチューブを一揃えeBayから購入できた。半世紀以上経過しても修理可能・交換パーツ入手可能というのも、もともとそういうことを想定しロングライフの設計がなされていたからだ(拙稿「発想の転換(“最も古いまだ使用中の家電”コンテスト)」)。

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さて、このラジオの使い方であるが、使わなくなった古いiPod Touch(ワイヤレスでLAN接続している)をチューナとし、FMトランスミッタでFM波にし、このラジオで受信して聞いている。

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FM周波数帯は日本と欧米では異なる。しかし、FMトランスミッタの上限で設定可能な周波数辺りはこのラジオの下限に相当するので受信可能。

iPod Touchのイヤホン端子(3.5mm)に直接差せるUSB充電式FMトランスミッタとして、EWINなるメーカーの安価な製品(Ewin オーディオプラグ 対応 FM トランスミッター 3.5mm)をアマゾンから購入した。中華製。国内のサポート先もある上、アマゾンでのユーザレビューも概ね良い評価だった。iPod Touchをインターネットチューナとして使うには、ネットラジオ局のストリーミングサーバーのURL(mms:)を調べて、URLをブックマークしてアクセスする。QuickTimeが起動して聴くことができるので結果としてチューナとなる。通話機能がないiPod Touchだが、無線LANでネット接続すればかえってiPhoneよりも始末が良いかもしれない。古くなったiPod Touchもこれで再利用できる。

懐かし系やジャズをライブストリーミングで放送しているオーストラリアのGolden Days Radioにアクセスすることが多い。日本との時差が1時間ということもあって、生活時間帯も一致して時計代わりとなる。モゴモゴとたまに入れ歯に舌を噛むシニアたちがアンカーを勤めている。そのせいか毎日が日曜日的のどかさがある。それ以外は、Radio Swiss Classicを聴いている。コマーシャルなしで音楽だけ。曲紹介のドイツ語が渋くクールだ。

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真空管ラジオでネットラジオ局の音楽を鳴らす。モノーラルだが音の厚みも音の温度感もデジタルとは違う。そしてモノとしての存在感の違い。昔、当たり前のように聴いていたあの音に私の世代なら「再会」していることになるが、デジタル世代には別次元の体験となるのかもしれない。



(Radio Swiss Classic)



(ソウルフルなダスティー)



(おわり)


posted by ihagee at 22:03| 真空管ラジオ