好天に恵まれた昨日(11/10)、群馬県赤城高原にある赤城クローネンベルク(クローネンベルクドイツ村)を訪れた。前回訪れてから16年ぶりだった。
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"ドイツの農村をイメージした群馬県のテーマパーク「赤城クローネンベルク」(前橋市苗ケ島町)を運営する赤城高原開発(同所、諸田稔社長)は31日、11月末で同園を閉園すると発表した。個人消費の低迷などを背景に入園者数の減少が続き、運営継続は困難と判断した。跡地は養豚業の林牧場(桐生市新里町赤城山)に売却する。林牧場は本社事務機能を移転するほか、社員の研修施設として活用する方針。
同園は1994年開園。動物との触れ合い体験に加え、自家製ソーセージや地ビールなどの飲食が楽しめる施設として人気を集め、2008年には約19万人が入園したが、近年は客足が伸び悩んでいた。運営する赤城高原と親会社のファーム(愛媛県西条市)は昨年6月、東京地裁から民事再生手続きの開始決定を受け、同12月には人材・教育ビジネスなどを展開するワールドホールディングス(福岡市)をスポンサーに迎えるなど、早期の事業再生を目指していた。赤城高原は社員26人とアルバイトについて意思確認しながら、グループ会社での再雇用を図るという。前橋商工会議所の曽我孝之会頭は「特色ある観光施設で人気があっただけに非常に残念」と話した。"
(上毛新聞電子版・2017/11/1報)
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16年前(2001年10月27日)に訪れた際、大勢の観光客で賑わう様子がビデオ動画に残っていた。容量730MBの光磁気ディスクiD PHOTOを搭載したサンヨーのデジタルカメラiDshotで撮影。
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体験型のアグリパークと広々とした敷地に羊や馬が草を食む姿は牧歌的で、その上にロマンティックなドイツのイメージを掛け合わせ華やいだ雰囲気の16年前を思い出した。バブル経済崩壊後の失われた10年の只中にあった時代だったが、個人の景況感は当時の方が今よりも断然良かったと思う。
そして、昨日。閉園の報を知ってか私を含め来園者はそれなりにいたがやはり寂しい(以下、Casio Exilim EX-ZR10で撮影)。
(多くの親子連れに背を貸したであろう老馬・物憂げな目。)
(人影に寄ってくる動物たちのけなげさが心を打った。)
(ヤギのジジョが橋を渡って餌をねだりに来た。)
(明るく対応するスタッフに「今までありがとう」と声をかける人も多かった)
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Tenax 1にKodak T-MAX 400フィルム(モノクローム)を詰めて園内を撮影した。ユニバーサルファインダーとクローズアップレンズで接写も試みた。ドイツ村の最後を記録するにZeiss Ikonは相応しい絵を作ってくれるものと期待したい。作例は追って掲載予定。
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"残すところ僅かな期間の営業となりますが、スタッフ一同皆様のご来園を心よりお待ち申し上げております。
当園の動物たちは、閉園後、関連施設に移動することになりました。いままで大切に可愛がっていただき、本当にありがとうございました。関連施設で新しい仲間たちと大切に育てます。
赤城クローネンベルク スタッフ一同"
(おわり)