2019年12月19日

サイアノタイプ - その96(引き伸ばし機)



年末の掃除も兼ねて部屋を片付け、埃を払った引き伸ばし機を使い、フィルムレコーダ (Polaroid Digital Palette CI 5000S)で作成したアナログネガからサイアノタイプ・プリントを行った。

用紙:Cotman Water Colour Paper F2 Medium
感光剤:Jacquard cyanotype kit (Potassium Ferricyanide & Ferric Ammonium Citrate)
引き伸ばし機:Lucky II-C (Nikon EL-NIKKOR/1:4/f=50mm)
アナログネガ:35mm (135) film (Fuji Acros 100) 、フィルムレコーダ (Polaroid Digital Palette CI 5000S)で作成したもの
露光時間:約五時間
トーニング:ジャスミン茶

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以上、ガブリエル・レイ(Gabrielle Ray)

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さらに、eBayで手に入れた35mmアナログネガを引き伸ばし機(Lucky II-C(50w SMD UV光源)・Nikon EL-NIKKOR/1:4/f=50mm)にセットしプリント。

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(米国ワシントン郊外の化学工場の構内作業用タンク・1966年撮影)

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(ドイツ国鉄蒸気機関車(94xxx)・1960年代撮影?)

以上、ジャスミン茶でトーニングを施し百均(セリア)の水性ニス(艶あり)で仕上げた。この百均のニスはプリントが生乾きの上にスポンジ刷毛でいきなり塗布すると、乾燥するに伴い塗面が収縮しプリントが撓む欠点がある。木工用(速乾)ボンド(コニシの白い容器のボンド)を水溶きしあらかじめ薄く塗って乾燥させた上にニスがけすると良い事を発見した。この場合は撓みを生じない。

なお、百均(セリア)の艶ありニスを使った場合、色調に変化を来すことはないが、他のニスではセピア色に変化する場合がある。以下はワシンの水溶性つやだしニスを使った場合の作例。あえてセピア色にしたい場合はトーニングの代替としてニスを用いることも考えられる。

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(ドイツ国鉄蒸気機関車(94xxx)の実写フィルム)

(おわり)

posted by ihagee at 04:16| サイアノタイプ

2019年10月22日

サイアノタイプ - その95(引き伸ばし機)



前回までSolarFast dyeを加えたサイアノタイプによる作例を紹介してきた。

従来のサイアノ感光剤だけで何枚かプリントを行う。
用紙:Cotman Water Colour Paper F2 Medium
感光剤:Jacquard cyanotype kit (Potassium Ferricyanide & Ferric Ammonium Citrate)
引き伸ばし機:Lucky II-C (Nikon EL-NIKKOR/1:4/f=50mm)
アナログネガ:35mm (135) film (Fuji Acros 100) 、フィルムレコーダ (Polaroid Digital Palette CI 5000S)で作成したもの
露光時間:約五時間
トーニング:ジャスミン茶

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以上、ガブリエル・レイ(Gabrielle Ray)

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以上、百年以上前のアンティークポストカード

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フィルムレコーダ (Polaroid Digital Palette CI 5000S)で作成したアナログネガは、カメラで実際に撮影したネガ(以下、プリント掲載)と比べれば階調が低いのでそのままプリントに表れてしまう(眠い感じになる)。

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フィルムレコーダ のドライバーソフトに登録のフィルムテーブルについては検証をしているので(拙稿『フィルム・レコーダ(デジタル⇒アナログ変換)再発見(続き2)』)、次にアナログフィルムを作成する際は階調についてはもう少し改善されるかもしれない。

最近のプリントは以下の通り。
screenshot


(おわり)


posted by ihagee at 18:06| サイアノタイプ

2019年10月06日

サイアノタイプ - その94(引き伸ばし機)



前回の続き。

最初からSolarFast dyeをサイアノタイプ感光剤に混ぜ合わした場合はどうなるかと、二剤を等量溶いて水彩画用紙(Cotman Water Colour Paper F2 Medium)に塗布・乾燥後、プリントを行った。サイアノタイプ剤だけの場合と比べ見る間に像が顕れ(一時間)これは!と思ったが、洗浄すると本来白く抜けるべきところもボツボツと青く色染み全体に汚れた感じに上がった。サイアノタイプ剤は鉄塩、SolarFastはアンモニア系の顔料なので、前者は定着、後者は染着と紙繊維への作用機序に違いがあるからだろう。

したがって、前回同様、先にサイアノタイプ剤を一様に塗布しその上からSolarFast(ブラック)を重ね乾燥させて印画紙を作成するのが今のところベストという結論となった。その上でさらに一枚プリントを行う。

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35mmアナログネガ(1960年代撮影・ワシントン郊外・化学工場構内の作業用タンク)を引き伸ばし機(Lucky II-C(50w SMD UV光源)・Nikon EL-NIKKOR/1:4/f=50mm)にセットし露光(五時間)、SolarFast専用の洗浄液を使わず水洗のみで仕上げた(トーニング無)。

前回と同様、発色がブルーブラックになり細部のディテールも上がっているのでSolarFast(ブラック)が何らか貢献していることは間違いない。なお、SolarFastはどの色もイエローを含んでおり、イエローが最も感光性が高いので本項の条件下でSolarFastが働いているとすればイエローかセピア(ブラックが不完全に感光すると)ということになるのだろう。

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SolarFast単体で不完全に露光した場合(セピア)


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1950年代の120フィルム(室蘭)を使ってさらに一枚プリント(五時間露光・トーニング無)。

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比較:
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(おわり)

posted by ihagee at 06:44| サイアノタイプ