4種類のレンズを用意してみたが、今回はそのうちの1つの作例を紹介したい。
フィルムはLomography Redscale XR 50-200にしてみた。このフィルムについては過去のブログ記事で触れたように裏から露光させて(フィルムが裏巻き)演色を楽しむもの。<サニー16>で撮影すると真っ赤な世界になる。(Bencini Koroll 24Sでの作例)
逆に光を多く当てるほど赤みが減じて褪せた色になる(前回の作例)。昔の色刷りの広告写真のようなアンバー系の褪せた色合いとなっていわゆるレトロ感を醸し出してくれる。そして百均の拡大鏡(虫眼鏡)を使ったレンズは光を多く取り込みフレアが半端ではないので、ボケボケのレトロ感を狙ってみた。 ISO25に設定してTTLメーターの指針が示すシャッタースピードの適正値は1/60〜1/125であった。ぴーかん天気で汗が吹き出る中、埼玉富士見市難波田城公園で夏の花々を撮った(撮影日:2016年7月29日、スキャナー:EPSON GT-X980)。
拡大鏡(レンズ直径:60mm, レンズ倍率:2倍、キャンドゥの百均商品)
SL66にとって百均とは不釣り合い過ぎるが、その結果は極めて個性的。












(おわり)
追記:
スキャナーの自動露出補正をオフにして何枚かスキャンした。上掲の写真と同じショットでもだいぶ雰囲気が異なるがこれが本来の露出と色合いなのだろう。


