2015年12月18日

Bencini Koroll 24 S

Lomography Redscale の続き。
ロモグラフィーはオーストリアに本拠のある会社で、Lomography Redscaleについても、フォーマットも感度も様々フィルムが発売されているようだ。常に出回っているのではないようで、おそらく季節的にある量を生産して売り切っているのかもしれない。

120フィルムだからといって、これをハッセルやローライに詰める人はいないだろう。フィルム自体に演出があるのでカメラに性能を求めるものではないからだ。私の単玉のBencini Koroll 24 Sぐらいで分相応。

koroll9.jpeg

多重露光もこのフィルムにとっては良い効果となるだろう、以下の作例をみてもわかるようにとても印象的な映像である。





(おわり)
posted by ihagee at 20:35| Bencini Koroll 24S

2015年12月17日

Bencini Koroll 24 S

BenciniのKoroll 24 Sの続き。

koroll6.jpeg

このアルミ製カメラは実に軽いのでスナップを撮るのには最適。120フィルムのハーフというところも12コマのところが24コマ撮影できる。しかし、シャッタースピードは1/50で絞りはf9と16にしか切り替わらないのが惜しい。シャッターはバルブ開放ができる。

独Prontorのセルフ・タイマーがシャッタースピードを調節できることを思い出した。このProntorのタイマーはちょっと変わっている。普通カメラの外付けのセルフ・タイマーはシャッターが開くまでの時間を調整するものだが(当たり前)、このタイマーはバルブ開放前提で逆にシャッターが閉じるまでの時間を調整する。30秒以下のバルブ開放であればこのタイマーに任せるのが楽そうだ。



Koroll 24 Sにこのタイマーを組み合わせることでフィルムの選択肢と撮影のシテュエーションが増える。試してみたいフィルムとしてはLomography Redscale XR 50 - 200 120がある。これはISO50から200に応じて発色が変わるフィルムで、Koroll 24 Sのようなトイ的なカメラで試すにちょうど良い。露光時間を少し長くすれば青みがかかったトーンになる。ぜひ試して報告したい。

追伸:Koroll Bencini II(Koroll 24 Sの前モデル)とLomography Redscaleではこんな写真(Korollの撮れるハーフ版)である。

Spirito affine

Yeah, my journey is red!
(おわり)

posted by ihagee at 19:06| Bencini Koroll 24S

2015年12月04日

Bencini Koroll 24 S

BenciniのKoroll 24 Sの続き。

このカメラは距離計がない。メートルなら目測でも構わないのだが、カメラのピント表示はメートルでなくfeetなので外付けでfeetの距離計がないと困る。コールドシューが中央でなくカメラ背面からみて左側にあるので後付けの距離計は左手に片持ちのものでないとバランスが悪い。

距離計のヤフオクを通じてKINGの左手片持ちのfeet距離計を手に入れた。中古だがファインダーは明るく二重像も合わせやすい。安くて良い拾い物をした。てっぺんの塗装が剥げかけていたので、先日Kine-Exactaのレフ鏡の補修で余ったハセガワのメタルフィルムを貼ってみた。Korollのテカリ方と違うが光物同士なのでこれで良しとしよう。

koroll9.jpeg

koroll6.jpeg

koroll8.jpeg

このKINGはドイツのメーカーである。キングヒドラと言い間違えそうだが、<キング レグラ (King Regula)>というレンジファインダーカメラを出していたようだ。

(おわり)
posted by ihagee at 18:57| Bencini Koroll 24S