BenciniのKoroll 24 Sの続き。

このアルミ製カメラは実に軽いのでスナップを撮るのには最適。120フィルムのハーフというところも12コマのところが24コマ撮影できる。しかし、シャッタースピードは1/50で絞りはf9と16にしか切り替わらないのが惜しい。シャッターはバルブ開放ができる。
独Prontorのセルフ・タイマーがシャッタースピードを調節できることを思い出した。このProntorのタイマーはちょっと変わっている。普通カメラの外付けのセルフ・タイマーはシャッターが開くまでの時間を調整するものだが(当たり前)、このタイマーはバルブ開放前提で逆にシャッターが閉じるまでの時間を調整する。30秒以下のバルブ開放であればこのタイマーに任せるのが楽そうだ。
Koroll 24 Sにこのタイマーを組み合わせることでフィルムの選択肢と撮影のシテュエーションが増える。試してみたいフィルムとしては
Lomography Redscale XR 50 - 200 120がある。これはISO50から200に応じて発色が変わるフィルムで、Koroll 24 Sのようなトイ的なカメラで試すにちょうど良い。露光時間を少し長くすれば青みがかかったトーンになる。ぜひ試して報告したい。
追伸:Koroll Bencini II(Koroll 24 Sの前モデル)とLomography Redscaleではこんな写真(Korollの撮れるハーフ版)である。


(おわり)
posted by ihagee at 19:06|
Bencini Koroll 24S