2022年12月04日

iPhone 14(無印)購入


16年使い続けたFOMA DOLCE SL(所謂ガラケー)を最新のスマートフォンに切り替えた。

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今年に入ってから、様々なネットサービスの本人確認(認証)がガラケーでできなくなったことは大きい。

ガラケー自体のソフトウェアアップデートはとうの昔に終わり、電話とメール以外の機能(i-mode, i-appli)は実質使用不可能な状態であったが、ドコモの月々の契約料金がスマホの料金と然程変わらなくなったせいもある。

電話とメールがあればこの第3世代の今や化石的通信システムに何ら不自由はなく、2026年3月31日のサービス終了まで使う予定であった。本体は何ら壊れておらず、バッテリーもヘタっていたが未だにネットで入手可能である。

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電話としての基本機能に何の不自由もなく、なぜ世の中はスマホなる電話(特に新品の本体価格)にかくも高額な支出をするのだろうか?3年ごとに買い替えるとか信じがたい気持ちでドコモショップでその旨を店員に訊ねたら「もはや電話じゃなくパソコンだと思ってください」と諭された。

自宅に固定電話もパソコンもない若者にとって、社会生活を行うにそれら全てがワンセットのスマホは必需品なのだそうだ(格安スマホやキャリアを選択可能)。

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所構わずインターネットに接続する習慣がなく、略々電話とメールのみの使用なので毎月のデータ量1GBまでの「はじめてスマホ割(はじめてスマホプラン)」なるプランにした。スマホも型落ちの中古で良いと思っていたが、ドコモショップの言うには最新のOS(iOSまたはアンドロイド)に設計された新しい機種を購入した方が、いずれ足切りに合う中古よりも良い点、バッテリーの劣化度は中古品では個体差があることなど、結局、新機種を勧められた。そういうセールスになっているのだろう。

自宅のパソコンは1989年に買ったSE30からアップル一本なので(アップルではなく"マッキントッシュ" ユーザと自認している)iPhone 14にした。軽さと用途を考えれば上位のplusやproは不要ゆえ、無印のiPhone 14である。しかしそれでも10万円を超える高額商品で驚く(紛失・盗難保証に入ったのは言うまでもない)。

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正直、「スマホのカメラなんて!」と今まで小馬鹿にしていた。SIGMAのFOVEONがあればデジタルへの投資は十分とタカを括っていたわけである。ところが!。

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(Hiram Peabody Flagg・1910年制作の油彩画)


室内灯を消し外光が入らない薄暗い部屋の中の壁にかけてある油絵は肉眼でも見辛い状態だったのに、iPhone 14ではかくも明るく且つ手ブレもなく撮影できた。

私のような旧人類にはさらなるカルチャーショックがあるに違いないが消化に悪そうだ。

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(大宮「画家の小道」の壁絵 / iPhone 14で撮影)


(おわり)



posted by ihagee at 11:44| 日記