2021年12月26日

旧軽井沢・大城レース店


昨日(12月25日)、義母を車に乗せて3年ぶりに軽井沢を訪れた。天気予報では曇りか雨ということだったが快晴に恵まれ、外国人観光客のいない旧軽井沢の通りは思いの外、若者のカップルで賑わっていた。

そんな賑わいの中、歴史と風格に於いて旧軽井沢のランドマークであった大城レース店が看板を下ろしてガラン堂となっていた。貸店舗募集との張り紙があったが早晩建物自体は取り壊すらしい。

スクリーンショット 2021-12-26 9.43.55.png


今は亡き実母を連れて同店を訪ねたのは今から12年程前のこと。何かと思い出があるようなことをその時母から聞いた覚えがある。古くは信濃川上に疎開していた(正確には祖父の仕事=富士フィルム川上工場長の関係で一家で同地に移住していた)頃の話だったかもしれない。

スクリーンショット 2021-12-26 8.55.02.png

(大城レース店のショーウインドウ / Rolleiflex SL66で撮影)


----



旧軽井沢で100年以上営業を続けてきた、布製品販売の大城レースが11月3日を最後に閉店する。首都圏を中心に新店舗を探し、来年春の再開を目指す。ネット販売も継続するという。4代目のオーナー大城潔さんによると、数年前から売り上げが思わしくなく、社員には「今年で最後」と年頭に伝えていた。新型コロナによる観光客減も決定打になった。「長年ご愛顧頂いたお客さんに感謝の気持ちを表したい」と10月10日からセールを実施する。(写真・文:軽井沢ウエブ2020年10月 6日付記事から引用)

----

その土地に由緒ある店も仮装店舗化せざるを得ない(楽天市場の中の大城レース店)。モノを手にとって選ぶことを必要としない時代とは、懐ばかりか人間の感性までも貧しくしていく。そんな気がしてならない。

(おわり)












posted by ihagee at 10:13| 日記