アコードハイブリッド(CR6)を駆って「道の駅おがわまち」(埼玉県小川町)まで出かけた。地物の新鮮な野菜の購入と同所に併設の埼玉伝統工芸会館見学が目当て。
36度近い炎天下、片道約2時間程そこそこ空調を効かせアクセルワークにメリハリをつけたにもかかわらず燃費は20km/L(レギュラー)と良好。小川町付近では片道一車線の国道264号は交通量も少なく秩父連山を窓にセダンならではのゆったりとしたドライブを楽しむことができた。この間FMラジオから流れる大瀧詠一の鼻にかかった歌声が耳に心地良かったので、標準装備のオーディオシステム(6スピーカー)の音質は案外素直で悪くないのだろう。
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丁度昼時となって、野菜売り場に隣り合った麺処で天ざるを食す。打ちたての蕎麦ならではのざらざらとした舌触りと腰のある食感を堪能した。
地物の野菜はどれもこれも新鮮で安い。ついつい買いすぎて余してしまうが何よりの土産である。
埼玉伝統工芸会館では小川町を中心に近郷の伝統工芸品の数々とその制作過程(工房での和紙手漉き)を見学した。歴史と伝統が都心から車で僅か二時間程の場所に今も細々と息づいている。
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同じ伝統でも工業製品となれば栄枯盛衰・生者必滅が激しい。アコードハイブリッド(CR6)も同様。
そのマイナーチェンジのCR7まで国産・埼玉産(狭山工場)であったが、現行のアコード(10代目 CV3型)は外国産・タイ製(アユタヤ工場)で日本向け仕様とのこと。タイから逆輸入し狭山工場で検品しているそうだ。「世界の亀岡ブランド」と一時期その名を馳せたシャープ(亀山工場・液晶テレビ)と同様、「アコード」という伝統のあるブランドすら、もはやmade in Japan を冠することはできなくなったことは淋しい。国内でのセダン人気の凋落ばかりが理由ではあるまい。工業製品全般においてmade in Japanを目にすることが珍しくなる時代は遠からず来るのではないか?
(おわり)
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