マツダ・デミオ XD Touring (2WD/AT 2016年改良モデル)- その12の続き。
先週、愛車マツダ・デミオ XD Touring (2WD/AT 2016年改良モデル)を手放し、アコードハイブリッド初期型(CR6)に乗り換えた。
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コンパクトカーのクリーンディーゼル車からビッグセダンのハイブリッド車になった。
全長・車幅・最小回転半径などで、アコードハイブリッドには気になる点はあったが、先日、半日程自宅(朝霞)から八王子周辺まで国道や狭い道など適当に乗り回してみた感じでは車の大きさを感じることは皆無だった。また、DJデミオの低速域でのアクセル深度に応じてドンと突き出るような出足の良さも好ましいが、ハイブリッドの同速域でのEV走行(およびハイブリッド走行)のスルスルとあっと言う間に制限速度に達してしまう走り出しの方が不思議と私の感性に合った。さらに驚いたのは燃費の良さで、外気温32度、空調を効かせ渋滞やノロノロ運転、急加速などDJデミオであれば途端に燃費が悪くなるような状況をアコードハイブリッドに同様に課してみたが、実燃費は20km/L(レギュラー)となり徹底したエネルギー回生の恩恵を感じることができた。ほぼ同じ条件での走行でDJデミオの実燃費は15km/L(軽油)程度なので互角以上の差である。
試乗時に軽いと思っていたステアリングは納車前にディーラーで何か修正をしたのかと思う程、適度な重さになっていた。ビッグマイナーチェンジの後期型(CR7)ではボタン化されて無くなったシフトノブがあるのも良い。コンソールボックスに肘を預け左手を置く場所にノブがある方が気持ち的に落ち着く。特に下り坂でB(回生ブレーキ)にシフトしてDに戻す操作はボタンよりもノブの方が直感的である。
帰路では途中、激しい雷雨に見舞われ冠水箇所を走行した。DJデミオでは天井からカンカンと響く雨粒の音も足回りのグァングァンと水しぶきを巻く音もアコードハイブリッドでは鈍い音に変わったのは当然と言えば当然。
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車幅感覚は半日運転してすっかり身についた。これはセダンならではの前後左右の見切りの良さにある。DJデミオの恐ろしく小さな後方視界がいかに運転に不利であったかあらためて知った。左右のドアミラーについても同様で、コンパクトカーではデザイン的に小さくならざるを得ないミラーもビッグセダンともなれば視界を確保するに十分な大きさで運転者に安心感を与えてくれる。
何よりも運転席周りの窮屈さが一切ないのは素晴らしい。ゆったりとおおらかな気持ちで運転することが逆に無理をしない安全運転に繋がる。多目的か否かでミニバンかセダンの違いはあるものの、共通するのは3ナンバークラスのゆとりがこの気持ちに大いに関係していると実感した。
(おわり)
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