記事の続き。
マンション住まいゆえ、家内の実家の庭先に骸を埋めさせてもらった。鳥といえども家族なんだからと義理の母が線香をあげてくれたが、これでぴーちゃんも青い空に帰っていったことだろう。

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生活のリズムの一部となっていたものがなくなってしまい、私以上に家内が気落ちしてしまったのでぴーちゃんの生まれ変わりと思って新たに一羽迎い入れることにした。
14年前に鳥を求めた三鷹の小鳥屋は今は無い。成増に昔ながらの小鳥屋(久保小鳥店)があると知り車を走らせた。窓辺に数羽の籠の鳥と、おばあさんが一人店番をしているこじんまりとした昭和の小鳥屋である。
セキセイの雛が三羽ほど籠におり、その中にぴーちゃんと同じ黄と緑の一羽がいた。色柄違いの他の二羽が活発に湯煎した粟餌に喰らい付いている中、籠の隅で蹲って何となく弱々しい。二羽に時折組み敷かれているが、おばあさんは「鳥にも性格がありますから優しい子なんでしょう」と、生まれて一ヶ月経っていない嘴が未だ黒く性別も不詳のその弱々しい一羽を餌とともに購入した。
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小鳥店では他の二羽に餌を独占されていたのか、我が家での日四度の餌付けでわずか1日を経ただけでも、全体的にふっくらとし活発に動き回るようになり、吊るした止まり木にもう乗っている。口元もモゴモゴさせているのでいずれ言葉も覚えることだろう。鼻先が薄紅っぽいので雌かもしれない(先代は雄だった)。名前は当然ぴーちゃんである。



生活のリズムが戻り、先代同様、しっかり家族として彼?彼女?と付き合っていくつもりである。
(おわり)
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