「コスモスを追って」の続き。Exakta VX1000(Carl Zeiss Jena Flektogon 2.8/35)での撮影結果の報告をしたい。
土日(10月24/25日)を撮影に当てるものの、土曜日はあいにくの曇天ゆえ数枚撮影したのみ、快晴の翌朝、難波田城公園の周辺で撮り切った。VX1000には今回、富士フィルムの新装なった「NEOPAN 100 ACROS(アクロス)II」(36枚撮)を初めて使う。

感度ISO100で敢えてオレンジフィルタをレンズに装着し560nm以下の波長をカットしてコントラストの強い絵を求めるものの、土曜日は曇天、翌日曜は晴れながらも風が出てシャッターチャンスを狙うのに苦労する。フィルタの要求する露光倍数(+1.5絞り)にする為、セコニックの露出計は必須だった。
以上、10月24日撮影(F開放〜4, 1/125)。
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以上、10月25日撮影(F:5.6〜8, 1/125〜1/250)。
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広角のCarl Zeiss Jena Flektogon 2.8/35は25cm辺りまで対象に寄れるので花を撮影するに適している。

(Fujicolor100でのマクロ撮影例)
絞り開放でピントを合わせて、あらかじめセットしておいた絞り値でシャッターが切れるプリセット機構をこのレンズは備えているのでオールドレンズながら扱いが良い。
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晴天の10月25日撮影分はフィルタの効果が顕著に現れ、逆光に透かした花を浮かび上がらせることができた。36枚撮影してピントが前後して甘かったり構図がまずい分を差し引いて数枚がどうにか・・という成果(スキャナ:EPSON GT-X980,トリミング以外無修正)。ウエストレベルファインダーは格好は良いがシャッターは切りづらい。この歩留まりの悪さと物理的制約は撮影に際して緊張感・期待感・創造性を駆り立て、カメラ自体の道具感や操作上のマニュアル感などと相乗し「撮る」ことに能動的意識が喚起される。行為に至る前戯にテクニックを要する点、何かと似て経験値が必要ということ。
アナログネガは別稿のサイアノタイプ ではそのまま引き伸ばしてプリントできるので(撮影からプリントまでアナログで完結)、プリントすることまで能動的意識が保たれる、私にとっては一粒で二度美味しい記録媒体でもある。
Voigtländer Superb(1933年製前期型・Skopar 75mm F/3.5 & クローズアップレンズ)の撮影結果は追って報告。
(おわり)
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