2020年11月02日

「言えないこと」は「言ってること」と切り返せ!



衆院予算委員会質疑答弁(特に日本学術会議任命拒否に係る)午後の部をテレビで観る。

野党(立民)は質問が甘い。憲法第15条1項を根拠に被推薦者6名の任命拒否をしたと菅総理が言っているのだから、その拒否の理由は「その6名は公務員とするに相応しくない」しか有り得ない。

「個別な人事ゆえ任命拒否の理由は言えないと総理が繰り返すのであればそれで結構。個別な理由をここでもう聞くつもりはありません。但し、憲法第15条1項を任命拒否の根拠とするのであれば総理はご自身、理論上何を言っているか判っておられるか?高辻法制局長官の1983年の答弁でほとんど有り得ないが敢えて理論上あり得る場合とされた"明らかに不適当で、どうしてこんな人が “、つまり不公正な職務執行の事実がその理由となる以外はなく、従って、6名の被推薦者は学術会議会員であるところの公務員とする訳にはいかない不公正な職務執行の事実があると総理は理論上言っていることになる。その前提で総理は任命拒否をしたことになる。それでも憲法第15条1項を任命拒否の根拠とするのか?」

このように野党は質問しなければならない。それでも尚も憲法第15条1項を盾にし続けるのであれば被推薦者6名(および日本学術会議)の名誉毀損を覚悟しなければならない、

「憲法第23条とは別に」憲法第15条をもっぱら当てて任命が必ずしも義務的(形式的任命)ではないとする直近の政府解釈に立てば、その逆の「憲法第15条とは別に」と逃げる訳にはいかない。なぜなら、その逃げは直ちに憲法第23条「学問の自由は、これを保障する。」が問われることになるからだ。

「個別の人事・言えないこと」なる逃げ口上を封じ理論的・政府自身の解釈上「言っていること」になる袋小路に菅総理を追い込まなければ菅総理に禅問答を許すことになる。

共産の田村議員が、憲法第15条1項を持ち出す内閣官僚を俵を割る寸前まで追い詰めているのだから、その続きを他の野党は質問にしなければダメだ。

(おわり)


posted by ihagee at 16:39| 日記