古映像の続き。今回はオーファンのフィルムではなく、父が遺した400 ftの長尺フィルム3本をWolverine MovieMaker Proとliquivid Video Improveでデジタル化した(それら機材とソフトについては本ブログ「8mmフィルム」カテゴリーに記載)。
「Kodak Ektachrome」と前回記事まで表記してきたがそれは誤りで「Kodachrome」が正しい(Super 8のイエロー&レッドのパッケージでは両方が併記されているがKodachromeが通り名のようである)。8mmフィルムで「Ektachrome」を主に表示するようになったのは2006年〜2010年のEktachrome 64T辺りで私の勘違いであった。訂正したい。
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1962年当時のロサンジェルス及びニューヨーク(その他含む)並びに1978年当時のロスが記録されている。前者は清水建設在職中の米国出張、後者は清水を退職し独立開業後(建築設計事務所)の出張を父が撮影したものとなる。
清水では商業ビルなど大型商業施設の設計に携わっていたので米国のそれら大型施設の視察をし、8mmフィルムは視察の移動の合間に撮ったもので、肝心の現場は経済性を考慮し135のハーフサイズを使いその膨大なネガフィルムも父は遺した。



1970年に清水を辞め独立開業後は主に個人住宅、レストラン、中規模商業施設(ダイエーなど)の設計を手がけ、1978年に視察と観光を兼ねてロスを訪れる。1962年と街並みや行き交う人々、車などに時代の変遷を感じ取ることができる。
(おわり)