2020年09月15日

京都祇園祭・1966年



古映像の続き(Kodak Ektachrome Super 8フィルム / 訪日外国人が撮影したと思われるが、撮影者氏名不明のオーファンワーク)。200 ftのフィルムをWolverine MovieMaker Proとliquivid Video Improveでデジタル化した(それら機材とソフトについては本ブログ「8mmフィルム」カテゴリーに記載)。

コロナウイルス禍で京都祇園祭は今年開催されなかった。ウイルス禍がなく2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会が予定通り開催されていれば、大会と時期が重なって多くの外国人観光客で賑わったことだろうが致し方ない。



祇園祭のクライマックスは祇園囃子と共に引かれる山鉾の巡行だろう。その様子はフィルムにある通り今も昔もさほど変わらないが、鉾が練る街並みは大きく変わりその突く天空も狭くなった。

豪華な装飾品に彩られた山鉾は「動く美術館」と言われている。しかし、その背景の動かない街並みに目をやると美感も詩情もたちまち胡散するのでは風情とも言いづらい。そう感じるのは私だけだろうか?

(おわり)

posted by ihagee at 03:00| 古写真・映像