”韓国の感染者の急増は世界でもトップレベルの優れた検査・診断能力と透明性を持った情報公開によるところが大きい。換言するならば、感染者が増大しているのはそれだけ速やかに感染者を探し出し、隠さず公開していることの証でもある。感染者が増えれば増えるほど、国際社会は韓国を警戒し、韓国からの入国を禁止、制限する国が増え、すでにその数は実に94か国に上っているが、それでも、韓国は検査を徹底的に行い、何事も隠さず、透明性を持って現状を明かすことが韓国の国際的信用度を高めることになるとみている。”(ジャーナリスト・コリア・レポート編集長 辺真一氏 2020年3月5日付記事から引用)
”新型コロナウイルスで死亡する日本人は最悪のシナリオでは57万人。世界では、最悪6800万人が死亡。そんな恐るべき数字を伝える報告書「COVID-19が世界のマクロ経済へ与えるインパクト:7つのシナリオ」が、3月2日(米国時間)、アメリカの著名シンクタンク「ブルッキングス研究所」のウェブサイトに掲載された。(中略)韓国の場合は6万1000人〜27万2000人、イタリアの場合は5万9000人〜26万5000人と日本より推定死亡者数が少ない。”(在米ジャーナリスト 飯塚真紀子氏記事から引用)
(同記事中で引用の報告書「COVID-19が世界のマクロ経済へ与えるインパクト:7つのシナリオ」から)
注:日本人は最悪のシナリオでは57万人(死亡者数)は、パンデミックを想定した最悪のシナリオ(S6)での予測値。
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”「悪の報いは針の先」といったところか。日本を嘲笑っていた韓国が、たちまち感染者数で日本を抜いて世界2位となった。日本のウイルス対策を“安倍政権の小手先の対応”などと論(あげつら)っていたのが、そのまま我が身に返ってきたのである。(中略)こうした隣国の現状に、『悪韓論』(新潮新書)の著者で評論家の室谷克実氏は、「新型コロナウイルスへの対応で、文政権が危機を迎えつつあるのはたしかです。でも、日本の揚げ足を取っている韓国が、結局は自分たちですっ転んでしまうのはいつものことですよね」”(デイリー新潮 2020年3月5日記事から引用)
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ネット上の記事を比較迄引用。
セウォル号沈没事故を経て文政権は学んだに違いない。「何事も隠さず、透明性を持って現状を明かす」ことで民心や経済が動揺し政権基盤が揺るごうと(決して自ら望んではいないが)、一政権の保身ではなく国民の命と国家としての国際的信用を第一に考え毅然とウイルス禍に対応している。
比較して、慢心極まりないは新潮記事。隣国への憎しみ・憎悪を徒らに煽って、優位観を見せびらかす着物を着込んで、それを心地よく思うその慢心にこそ「敗戦」という最悪のシナリオが突きつけられている。国際的危難にあってもその危難は対岸の火事とし、協調して当たらず勝ち鬨をあげる愚かさ。
” 前田文部大臣の少国民に対する放送中にこういう言葉がある。「同時に自分の国ばかりが特別に偉くて、他の国はみんな駄目だと言ったような誤った自慢はいけません」こうした当り前の言葉が要路の人から発せられるのが、思えばおそかった! もとは、こんなことを言ったら非国民扱いされた。売国奴呼ばわりさえ受けたものだ。所詮その愚かしい慢心が敗戦をもたらしたのだ。” (高見順・敗戦日記より)
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新型コロナウィルスに乗じた「ざまあみろ」との韓国憎しの罵詈がネットに溢れている。Yahooニュースでは特に多く目にする。ネットのこれらの唾吐きに「やめろ」とでも言おうものならたちまち「非国民」「売国奴」と罵られる。ならば、敗戦は間違いないだろう。ざまをみるのは我々自身、自慢話は今のうちかもしれない。
(おわり)
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