感染拡大が続く新型コロナウィルス(COVID-19)。

(ソウル市内での大掛かりな消毒作業)
韓国、台湾、シンガポールでは保健当局が中心となって、公共交通機関での消毒・サーモグラフィーによる検温、市内消毒などが行われていると聞く。マスクや消毒液など必要な物品の管理もITを駆使するなど、日本のような大混乱は市民生活に於いて発生していないようだ。
なぜ、日本で同じことができないのか?その光景が国際社会に発信されることが政治的にマイナスのイメージとなるのか(オリンピック開催を控えて)?マスクを手配する以前に国は検査や消毒を勧奨すべきではないのか?
不思議でならない。
(おわり)
追記:
韓国総合株価指数がこのところ上昇している。
33.28ポイント(1.65%)上昇して2,047.43になった。新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行による経済的影響を食い止めるための政府刺激策が歓迎され、外国人投資家の買い増しに支えられた結果であろう。外国人投資家は正味1,710億ウォン(1億4430万米ドル)相当の株式を購入し指数を押し上げているようだ。
韓国では32人の死者を出し、5,300人以上に感染し中国本土以外では最も深刻な感染に見舞われているが、韓国政府は98億ドルもの追加予算を以て経済的影響に取り組んでいる。
サムスン電子は2.17%、SKハイニックスは1.29%、大手自動車メーカーの現代自動車は0.89%、自動車部品メーカーの現代モービスは1.71%、それぞれ株価が上昇。それら大型株が買われる展開。現地通貨は米ドルに対して1,188.25ウォンで取引され、前回のセッションの終値から8.25ウォン上昇した。(2020年3月4日午前11時15分時点)
新興宗教団体信者の集団感染が良い意味で大胆な措置への転換のトリガーとなった。大規模な検査と分析によって感染拡大を食い止められるかもしれないとの期待と共に、経済面で大胆な刺激策を講じたことが株価に反映したと言える。
他方、日本政府はクルーズ船の大事故を国内感染対策のトリガーとしなかった。むしろ、「その他(others)」とWHOと口裏を合わせて「対岸の火事」の扱いにし、国内感染について初動での対応を見誤った。しないよりはした方が良い程度の花粉除けマスク支給が喫緊の最優先課題などと、今すべきこと(検査)をせず、政治的思惑ばかりの弥縫策と貧弱な対策予算では、無為無策と市場から評価されても仕方ない連日の株式相場となっている。
その自称最高責任者は国民と対話することもなく記者クラブと連んで朗読劇を演じ、国会での答弁に於いても相変わらずその場を適当に取り繕っている。官僚の作成したカンペをただ読むだけ。それも前後を取り違えて「その答弁は次の質問の内容ですよ」・・などと言われる始末。ここでもひたすら朗読劇。カンペや官僚の耳打ちがないと途端に「いわば、まさに、あの、しっかりと、いわば、実は、まさに」と意味不明。ヤジだけは自分の口。
【悲報】答弁すべき原稿を間違えてしまう…の巻
— 親日家インド人 (@ddkomi) March 2, 2020
質問者から「総理、その答弁は次の質問の内容ですよ」と指摘される。
思い出し笑いされた上に、最後は詫びを入れる。爆#原稿のアベ#安倍辞めろ pic.twitter.com/sOW8oNPczv
一事が万事この調子。「向こう一・二週間が山」と言いながら、もう半分経過し「道半ば」とアベノミクスと同じことを呟くのか。武漢のようになってからでは遅い。
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