2019年09月03日

サイアノタイプ - その88(引き伸ばし機)



Lucky II-C(引き伸ばしレンズ:Fujinar-E75mmF4.5)に30WのSMD UV光源を組み合わせてのプリント(vif Art (B5 H.P. surface) paper)の続き。

アナログネガ(35mm フィルム)はポラロイド Digital Palette CI-5000S(デジタル・フィルム・レコーダ)で作成するわけだが、この機種のフィルム・テーブルにモノクロ・ネガフィルムは登録されていない。上位機種(HR-6000)ならFuji Neopan 100(現:Acros 100)やKodak TMAX 100が使えるようだが、そのテーブルを含むHR-6000のドライバソフトはCI-5000Sに適合せず、従ってテーブルにあるリバーサルのKonicaDynaEx100の設定でAcros 100にデジタルデータを焼き付けている。

データ元はコロタイプ印刷のフォトカード(別カテゴリー「ポストカード」)なので、百年前のものとは言えども写真のクオリティは高い。しかし、上述の事情ゆえ、フィルムでは露出過多の画像になる傾向があり、その場合サイアノタイプはコントラストの低い眠い絵になる。

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(Gabrielle Ray)

モノクロ・ネガのフィルムテーブル使いたさに、ヤフオクに出品されていたHR-6000を千円札数枚分で思わず落札してしまった。他に一人入札されていた。アドバイスに「(落札したのは)私です」とリプしたく twitterアカウント(@FilmPhotograph8)を開設(twitterはどうも苦手なので使うことはないだろうが)。



さらに、Type100のポラロイドフィルム(Fuji FP-100c中古)もDigital Palette用フィルムバックごと数箱買った。ポラ世界の変態趣味的なリフトを試したくなったからと、沼にズブリとはまり込んだ感、我ながら困ったものだ。

(おわり)

posted by ihagee at 03:51| サイアノタイプ