サイアノタイプ - その18(引き伸ばし機)で、スライドプロジェクター(Minolta Mini 35)を利用したホームメイドの引き伸ばし機について触れた。
UV光源は中華製懐中電灯タイプのブラックライト(FOCUSPET 100 LED)から取り外したユニットであるが、さて前回ブログで紹介したパーティ演出用UVブラックライトに代えてみた。
驚くべきことに、これが使えそうである。P-Rokkor 2.5/75mmレンズ(Chiyoko P-Rokkor 2.5/75と同じ)にBushnellテレスコープ(日本製)から頂戴した単玉レンズ(前玉)の組み合わせだと、レンズ枚数が少ないためか引き伸ばした距離でも紫外線が印画紙まで届く。
スライドプロジェクター(Minolta Mini 35)の底にはカメラ用の三脚穴があるので、このホームメイドの引き伸ばし機は三脚に固定できる。スライドプロジェクター用のP-Rokkor 2.5/75mmレンズは繰り出してピント合わせが簡単にでき、Bushnellテレスコープ(日本製)から頂戴した単玉レンズ(前玉)と組み合わせることでレンズから約50cmの距離内に印画紙(B5サイズなら)をセットできる。さらに大きな印画紙でも距離を開ければ紫外線が届きそうである。
ここでもう一工夫。アナログカメラのアクセサリーとしてカメラの横を撮影できるスパイレンズというものがある。これでプロジェクションを90度屈折させて真下に落とせば使い勝手が良いのではないかと気づいた。

(スパイレンズ)
スライドプロジェクター(Minolta Mini 35)はヤフオクで格安で売られている上、Signstek紫外線UVブラックライト LED投光器はアマゾンで3千円程で手に入る。Bushnellテレスコープ(日本製)などはハードオフで転がっていそうだ(私はeBayで買い求めたが)。UV光源は中華製懐中電灯タイプのブラックライト(FOCUSPET 100 LED)から取り外したユニットよりも、このSignstek紫外線UVブラックライト LED投光器の方が強力且つ寿命がありそうだ。銀塩写真用の引き伸ばし機にある巨大なコンデンサーレンズとは全く相性が悪いが、スライドプロジェクターの小さなコンデンサーレンズとは良さそうである。
さっそく、アナログフィルムを使ってこの新たな引き伸ばし機でサイアノタイププリントを試みたい。
(おわり)
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