2018年09月15日

そもそも、「トリチウム水」なのか?(続き)



IWJ Independent Web Journal の以下記事を引用する。

2018年9月8日(土)13時より、福島県いわき市の総合保健福祉センターで北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏講演会「〜被ばく後のあしたを見つめる〜長寿命放射性元素体内取込み症候群とトリチウムの危険性について」が開かれた。いわき放射能市民測定室たらちねの主催。



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北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏については拙稿『いつまでも「うそつきロボット」で良いのか(原発事故なる国家の宿痾(治らない病)続き)』でも触れた。福島の原発事故で今もなお環境に放出されている放射性物質を起点とする「多重複合汚染」に警鐘をならす。その要因を人為的にまた一つ加えるのがトリチウム水の海洋放出である。政府・東電・原子力規制委員会はトリチウムは「危険でない」と説く。

しかし、その西尾正道氏は、トリチウムそのものに焦点を当てて「(極めて)危険である」と説いている。

放射線を出す線源を使って、がん細胞を殺す(放射線治療)=患者を生かす(命を救う)、つまり、放射線の内部被曝を利用した仕事(放射線の光)を「日本一し続けてきた(西尾氏弁)」西尾氏であれば、放射線の危険性(放射線の影)を日本一熟知している。「患者よ、がんと賢く闘え! 放射線の光と闇」 (西尾正道・著 旬報社)

その西尾氏がトリチウムの危険性=生物の細胞(遺伝子)を破壊(放射線の影)を説く。これ以上の知見はないだろう(詳しくはビデオを参照されたい)。

政府・東電・原子力規制委員会と西尾氏のどちらかが嘘をついている。どちらかは、もはや自明だろう。

国家ぐるみの壮大な「粉飾決算」、粉飾ぶりがこのところ次々と明らかになっている。「アンダーコントロール」の一声でありとあらゆる粉飾・虚飾が始まった。その大元に原発事故がある。現実は目の前にあるというのに(福島県富岡町の海岸線を真っ黒に埋めるフレコンバッグの山)、オリンピックで覆い隠し(拙稿「東京五輪までの虚飾」)、不都合はさらりと水に流そうとする(トリチウム水の海洋放出)。「アンダーコントロール」で脅かされるは生命であろう。

人間として恥かしくないんですか。
人類に対する殺人行為ですよ。これ、緩慢な殺人行為です。(西尾氏)

この行為者が自ら「美しい国」だと言う。「人間として恥ずかしい国」じゃないのか?

(おわり)


posted by ihagee at 17:22| 原発