2018年07月11日

サイアノタイプ - その44(引き伸ばし機)



前回に引き続き昭和11年(1933)製の乾板用のハンザの引き伸ばし機(ハンザ特許引き伸ばし機)を用いたサイアノタイプ・プリント。

前回はコンデンサーレンズを一枚外した状態(コンデンサーレンズ一枚のみ)でプリントしたが、今回はコンデンサーレンズ二枚でプリントしてみた。光源は前回と同じくLucky II-Cで使っていたUV LEDユニットを電球代わりに使って、1900年頃に撮影された5" x 7"(インチ)=10.5 x 16cm相当の乾板を原板枠を使わずにその差し込み口に直接置いて、vif Art (B5 H.P. surface) を用いたサイアノタイプ印画紙に焼き付けた。レンズはAnastigmat F=105, 1:6.3を開放で使用。

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from a photographic dry plate (glass plate) without using a conventional contact printer and digital processing

(コンデンサーレンズは一枚はコンデンサー室、もう一枚は筒に収まってその上にUV LEDユニットとともに載せてある。

相変わらずセンターに集光している(改善の余地有)が像の緻密さ・光の拡散具合ではこの方が良いようだ。レンズボードの傾きを直したので、前回のプリントで傾き加減だった像が正しく表現されている。雰囲気があるプリントになった。

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from a photographic dry plate (glass plate) without using a conventional contact printer and digital processing

(五時間焼き付け・水洗オキシドール漬後、ジャスミン茶でトーニング)

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from a photographic dry plate (glass plate) without using a conventional contact printer and digital processing

(五時間焼き付け・水洗オキシドール漬後、ジャスミン茶でトーニング / 感光剤の塗りムラが白い筋となって残った)

サイアノタイプの感光剤(水溶液)のストックがなくなってきたので、新たに水溶液を作ってvif Art (B5 H.P. surface)に塗布したが、まだ液が熟れていない為か紙へののりが悪く刷毛目がつきやすい。二枚目のプリントはそれが白い筋となって出てしまった。

ガラス乾板は他に幾つもあるので試してみたい。

(おわり)


posted by ihagee at 04:12| サイアノタイプ