2018年06月09日

サイアノタイプ - その33(引き伸ばし機)



米国製のUV LED(Hi Power UV Resin Cure Bulb Circuit Board Etch 9W COB LED 395nm 110V E27)を光源にサイアノタイプ・プリントを続けていたが、昨日から突如光が弱くなった。

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from an analog negative film without using a conventional contact printer and digital processing


バルブを観察すると、LEDユニットが茶色く焼けていた(茶色く劣化している状態で、焼け焦げたわけではない)。

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from an analog negative film without using a conventional contact printer and digital processing


eBayのセラー(Doc Brown)に連絡したところ、このバルブは連続使用には不適とのこと(紫外線硬化樹脂の一回あたり十分程度の使用を想定している)。熱を帯びてユニットが焼けたのだろうと言われた(熱対策はそれなりにしたのだが)。ローパワーの観葉植物のUV照射用(UV LED球(砲弾型) 60個使用)のバルブなら八時間連続使用/日で、一年間使うことが可能(当初の明るさから25%程度の減光はするものの)との情報を得た。

Collage_Fotor2.jpg

(ローパワーの観葉植物のUV照射用(オンボードの395nm UV LED 60個使用)のバルブ)

ハイパワーのオンボードのLEDがいかに熱に弱いか、短時間の明滅にしか用い得ないかそれなりの授業料で学習させてもらった次第だ。

ピンチリリーフに中華製のUV LED球(砲弾型) 100個(冷却フィン・ファンを組み込んだもの)に再び登板してもらうしかなさそうだ。

Cyanotype print made on a photographic enlarger


レリーフ登板後の一枚、幽けき感じが出て中々面白い:

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from 120 negative film without using a conventional contact printer and digital processing

(拙稿「Voigtländer Superb 顛末記 - その15」のコスモス街道のフィルム写真をプリント・Fujinar-E75mmF4.5で六時間焼き付け、水洗後オキシドール浴後、ジャスミン茶でトーニング)

同じネガフィルムを使って、もう一枚焼く。レンズを代えたので光源から印画紙までの距離が短くなりUV光が届きやすくなった。トーニングをせずに本来のブルーを活かした。ソーダ色の爽やかな感じに仕上がった。

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from 120 negative film without using a conventional contact printer and digital processing

(同上・レンズをNIKON EL-NIKKOR 50mm F2.8に代え、水洗後オキシドール浴後、トーニング無)

(おわり)

追記:
小穴式ピーク・引伸用ピント・ルーぺI型(No. 2000)の覗き口にiPod Touchのカメラレンズを当てカメラモードで拡大して液晶画面で銀塩粒子を確認してみた(モノクロモードにするとなお視認しやすい)。この方が目には優しい。間接的とはいえども紫外線をじっと覗き込むことは避けたいからだ。デジタル手段が介在するが、プリンティングの工程そのものはアナログだからまぁいいだろう。それなら、電子ルーペでも良さそうなものだが、印画紙上の反射光は拾えないだろう。

posted by ihagee at 07:14| サイアノタイプ