2018年05月22日

サイアノタイプ - その21(引き伸ばし機)



レジン硬化用のオンボード(実装型=COB)の電球型UV LED(110W)に光源を変更した。この電球型UV LEDは米国eBayでDoc Brownから購入。なにやらバック・トゥ・ザ・フューチャーのドク博士を思わせるディーラーだが、全ての商品が米国製且つ性能試験済とのことで購入者の評価も満点なので信頼してみた。なお、385nmの紫外線が出ていると説明にあったが、実際は395nm辺りのようだ(可視光域に近い)。従って、従来用いていた砲弾型100球のUV LEDと紫外線域は大差ない。オンボードに三つハイパワーLEDが配置され、ディフューザ(レンズ)がそれぞれに被さっている。

米国と日本は家庭用電源の仕様はほぼ同じなので、電球はそのまま使用できる。高熱を発するハイパワーLEDゆえに電球には冷却用フィンが予め配置されているが、念のため百均の洗濯バサミ(ステンレス)でフィンを延長。ハサミの端は引き伸ばし機ランプハウス内側(アルミ製)に触れさせて熱を逃すようにもした。熱伝導性に優れるアルミの洗濯バサミが欲しかったのが、近くのダイソーには置いてなく、とりあえずステンレス製を使った。

Cyanotype print made on a photographic enlarger

("ドク博士" の新光源)


Cyanotype print made on a photographic enlarger

(今まで使っていた光源・冷却フィンとファンは後付け)


早速、二枚ほどサイアノタイプ・プリントを作成してみる。視認しながら焼き付けしてみたが、今まで用いていた光源と比べて印画紙への光の当たり方が均一で焼き付け時間は四時間が目安と判った。レンズ付近に紙をかざしても点光源が見えないのも良い。焼き付け時間は相変わらず時間単位だが、395nm以上強力な紫外線を用いるのは目に危険なので(可視光が少なくなれば印画紙面上でのピント合わせも困難となる)、この辺りが妥協点だろう。

Cyanotype print made on a photographic enlarger

(新光源で印画紙面上の光の当たり方が均一となった)


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Cyanotype print made on a photographic enlarger

(今までの光源 / レンズ付近では点光源が見えていた)


Cyanotype print made on a photographic enlarger

(新たな光源 / レンズ付近でも点光源は見えない)


Cyanotype print made on a photographic enlarger

(新光源で焼き付けている様子・室内灯下でも大丈夫)


Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from 120 negative film without using a conventional contact printer and digital processing

(ブローニーのネガフィルム・二時間焼き付け後、水洗・ジャスミン茶でトーニング)

Cyanotype print made on an old photographic enlarger directly from a 35mm negative film without using a conventional contact printer and digital processing

(1950年代 35mmネガフィルム・タイマー設定で四時間焼き付け、水洗後オキシドール浴・もう少し焼いてもよかったかもしれない)

(おわり)

posted by ihagee at 04:05| サイアノタイプ