2018年05月18日

サイアノタイプ - その19(引き伸ばし機)



サイアノタイプ・プリントに引き伸ばし機 (Lucky II-C)が使えるとすっかり気を良くしていたが、光源としている中華製のUV LEDの劣化が思いも寄らぬほど早く、プリントを始めてから一週間で再考を余儀なくされている、と前回報告。

9V/350mAの消費電力とはいえ、砲弾型のLED(100個)のそれぞれのどこかに熱がこもって劣化したのだろう。もう一組新品の中華製のUV LEDのユニットがあるので、これにさっそく熱対策を施す。配線基板上にPCのヒートシンク用に売られている熱伝導両面テープ(非導電性)を貼り、その上にこれもPC用の冷却フィンと冷却ファン(共に中古品)を配置。これで強力に熱を取り除くことができるようになった。もしこれでも劣化するようであれば、そもそもLEDの品質が悪いということであろう。

Cyanotype print made on an old enlarger (Lucky II-C ) >> directly from an original negative film <<. This was made without conventional contact printing and digital processing.


さて、この改良型光源を使ってさっそくサイアノタイプ・プリントを再開。同じ時間焼いて、心なしか以前よりも焼きが強くなり、出来上がりはコンタクトプリンターのものに似てきた。紫外線がより強く出ているのだろうか?

Cyanotype print successfully made on an old enlarger (Lucky II-C ) >> directly from a 120 negative film <<. This was made without conventional contact printing and digital processing.

(1950年代ブローニー・ネガフィルム・タイマー設定で四時間焼き付け、水洗後オキシドール浴)

Cyanotype print successfully made on an old enlarger (Lucky II-C ) >> directly from a 120 negative film <<. This was made without conventional contact printing and digital processing.

(1950年代ブローニー(ハーフ版)・ネガフィルム・タイマー設定で七時間焼き付け、水洗後オキシドール浴・通常のコンタクトプリンターと出来上がりの感じが似てきた)

レジン硬化用のオンボード(実装型=COB)の電球型UV LED(110W)がもうじき米国から届く予定。こちらはより紫外線を含む384nm 波長のUV LEDでありながらルーメン数は800lmと60Wの白熱灯と同じ。焼き付け時間が大幅に短縮できるかもしれない。追って報告したい。

(おわり)
posted by ihagee at 03:10| サイアノタイプ