もはや安倍政権云々ではなく、この国が壊れかかっていることに怒っている。(拙稿「0414国会前大行動・第一部参加」)
経済界「安倍続投」支持73% 総裁3選「望ましい」 ロイター企業調査
経済界までも安倍政権を擁護する至っては、
『おねだりするのは経済団体ではない、政治は市民社会のもの、企業社会のためでは国民の不信を招く。今の財界は節度を忘れている。』(戦中派財界人 品川正治氏の苦言(2007年))の節度をはるかに超えてしまっている。否、もう節度すらないのだろう。以下の菅野完氏の言葉を借りるなら、経済界までもバカの側にまわってこの国を壊しにかかっている。
政治家然り、官僚然り、司法然り、・・彼らがこの国の法治主義と知性を徹底的に壊しにかかっている。それでも良いと思う国民もいる。そういった連中を「バカ」と著述家・菅野完氏は括る。
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著述家・菅野完氏は「バカとの戦い」と言う。
"今起こっている対立は、「政権批判側」と「政権擁護側」の対立ではない。我が国を近代国家として維持しよう、我が国の法治主義を維持しようとする勢力と、その重要性を理解せぬ勢力との対立なのだ。もっと端的に言えば、知性を擁する勢力とバカとの対立なのだ。..... 先進国にあるまじきネポティズムとクローニズムの吹き荒れる様を目撃した。いわばこの一年我々は「バカにやられっぱなし」だったのである。"
(月刊日本2018年5月号)

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その通りだと私も思う。
安倍政権云々ではなく、その政権によってここまで壊されたこの国の法治主義と知性こそ、それで良いのか?と我々は問わなくてはならない。
(おわり)
タグ:安倍政権
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