前回ブログ記事の続き。
難波田城公園で今が盛りの梅花を中心にフィルム撮影を行った(3月3日)。Zeiss Ikon (VEB) Tenax 1、フィルムにFuji Acros 100 (Neopan)の36枚撮を詰め、Yフィルターと接写レンズも持ち出した。接写時のパララックスを補正するためにRobotのユニバーサルファインダーをTenax 1の艦橋部に搭載している。セコニックの露出計も携帯した。
以下はその結果。
距離は目測ゆえに自信がなかったがその通りの結果で狙った通りにはピントが来ていない。
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露出に注意を払えばAcros 100のネオパンらしい濃密な墨黒を絵にすることができる。
これらは接写レンズを装着して撮った。パララックスはロボットのユニバーサルファインダーでクリアできたが、接写はレンズの深界度が浅いため目測での測距ではなかなか正確にピントが来ない。
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陰影がはっきりした対象物は接写でも絵がまとめやすい。
旧大澤家住宅(市指定文化財)・名主の家ゆえに武家屋敷のように造りが立派。座敷の柱に背をもたせ土間から吹き抜ける春の柔らかい風が頰に心地よい。
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難波田城公園の周囲はのどかな田園が広がる。
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翌日(3月11日)の早朝、彩湖・道満グリーンパーク(戸田市)で撮影。
荒川水循環センターの処理プラントはちょっと見にコンビナート風。間近で撮影可能。なかなかの威容だ。
荒川沿いにサイクリングロードが続く。
プラントを背に彩湖・道満グリーンパークに次々とサイクリストがやってきた。
処理施設の裏手。上手から見下ろすことができる。
東京外環自動車道・幸魂大橋
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その日の午後、志木の旧村山快哉堂を訪ねる。ひな祭りに合わせて地元の神楽の興行があった。明治10年に建てられた漢方薬局をこの場所に移築保存している。
当日は強風。風に大きく枝を揺らす彼岸桜は案の定ピントを外した。
新河岸川では釣り人が糸を垂れていた。水面が美しい。
Zeiss Ikon (VEB) Tenax 1の鷹の目(Tessar 37.5mm / F3.5)は中遠景に強いが、接写は技術次第だと実感した。Acros 100との相性は良い。中判カメラに負けない24mm x 24mmの表現力をさらに試したくなった。
(おわり)
タグ:新河岸川 志木 難波田城公園 Zeiss Ikon (VEB) Tenax 1 旧村山快哉堂 Fuji Acros 100 彩湖・道満グリーンパーク 荒川水循環センター 東京外環自動車道 幸魂大橋 Tessar 37.5mm
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