前々回報告のように、ファインダーを磁力で着脱可能にしているが、入手予定の大きく重いユニバーサルファインダー(Robot用)を搭載するには少し磁力が弱いと気になった。
あり合わせの1.5mm厚のネジウム(ネオジウム)磁石では、艦橋内部の構造物と部分的に干渉する為、ペンチで小片に割って貼りこんでみたものの磁力が均一ではない。もっと広い面積を貼りこむことができる磁石はないものかと探したところ、模型用の磁石が見つかった。 HIQ PARTSの厚さ1mmで4mm角形のネジウム磁石である。塗装面を傷つけたくない箇所のアイテムの着脱に用いるらしい。最寄りの模型店で手に入れることができた。磁石はあまり薄いと磁力線が磁石の内側で干渉し合って磁気が弱くなるらしい。厚さ1mmが実用上は最も薄い磁石なんだろう。昔からあるフェライト磁石などと比べれば厚さ1mmであってもトンデモなく磁力は強い。
(ネオジム磁石角形10個入 / 4mm x 4mm x 1mm)
さっそく艦橋部覆い(アルミ製)の裏側に並べてみた。4mm辺なのでタイル状に並べることができる。あまりに小さいのでしっかり指を添え極性が向き合わないようにしないとあっと言う間に裏返って上下にスタックしてしまう。
覆いの外側(つまりファインダーが載る面)に鉄片を添えて磁石が吸着した状態で覆いを戻し、シャッターチャージなどの操作での干渉の有無を確認。1mm厚が幸いして内部構造物との干渉はない。瞬間接着剤で留めた。
結果は以前よりも磁力が増し作用する面積も増えた。
なお、ネオジム(ネオジウム)磁石は非常に強力ゆえに、携帯電話や磁気カードに近づけないよう気をつける必要がある。カメラの絞りリング周縁部の指点(・)に用いた1mm角のネオジムはヤフオクで購入したものだが、1mm角の磁石が30cm角の箱に包まれて届いた。
配送中に封筒越しに磁気カードにでも触れ合えば大変なことになるからだろう。
(おわり)
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