光線の「向き」を揃えるための偏光フィルター(PLフィルター)はガラスや水面の反射を無くしたり、花や空の色を鮮明にする効果がある。角度によって効果が変わるのでフィルターは二枚重ねで、外側のフィルターが自由に回せるような仕組みになっている。カメラの初心者でも使っている人は多いだろう。
(PLフィルターを使った撮影例・Rolleiflex SL66+虫眼鏡レンズ+FUJICOLOR PRO 160NS)
私は円(サーキュラー)偏光タイプを愛用している。さて、撮影時に実際に変化の加減をファインダー内で視認しながらフィルターを回すことが多かった。しかしファインダー像で確認するのは以外と大変だ。
回す側のフィルターには白いマークが一箇所外周にある。太陽の方向に対して直交方向の被写体だとマークを基本的に太陽の方向にあわせると効果が最大になる。しかし撮影時に一々ファインダーから目を離してその小さなマークの位置を確認するのは難儀(私の場合、近くを見る場合は眼鏡を外さないと見えない)。そこで、ちらっと見ても判るように、マークのあるフィルターに細い結束バンドを巻くことを思いついた。結束部がマーク位置に来るようにすれば良いわけだ。
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ホームセンターで幅3.6mmの結束バンドを購入・マーク位置に結束部が来るようにする。回さない側のフィルターにバンドが被らないようにする。
その位置で結束。
フィルターを使う場合はフードを併用するので、フードと上述の結束したフィルターを螺合すれば、フードを回転するとフィルターも結束部ごと回転する。
結束部が上に来る状態で、液晶モニター上のパターンをレンズ側から眺めると遮光されているのが確認できる。
お試しあれ。
(おわり)
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