前回記事の続き。
Canon AL-1と自作レンズを持って、上野の東京国立博物館で館内の展示物のフィルム撮影に向かった(本日・8月18日)。東京はこのところずっと雨続きだったが、晴れ間が出て猛烈に蒸し暑くなった。盆明けの平日にもかかわらず、博物館は見物客で賑わっている。もちろん、そのほとんどは外国からのお客様。
レンズは前回報告した通り、新たに仕立てた二組。スライドプロジェクターのP-Rokkor 2.5/75mmレンズ(Chiyoko P-Rokkor 2.5/75と同じ)を使ったものと、ビクセンのクリエールルーペPB60を使ったもの。
用いたフィルムは、前者にFuji Superia Venus 800を、後者にFuji Superia Premium 400。薄暗い館内でも明るいレンズだから何とかなると思ったが、Canon AL-1の絞り優先オートではシャッタースピードは1/60より下を指示していた。これでは手ブレてひどい結果になるのは判っているので、アンダー覚悟で1/125で撮り終えた。フィルムの現像結果が良いことを願うばかり。
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さて、二ヶ月前と博物館内の展示物(常設)はがらりと入れ替わって、撮るつもりでいた十二神将(本館一階)は公開を終えて代わりに金色の千手観音がずらりとその場所に並んでいた。残念なことにこれらは撮影禁止となっている。東洋館と法隆寺国宝館も回った。
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ミラーレスカメラ(Sony NEX-3)にP-Rokkor 2.5/75mmを搭載して比較までデジタル撮影した結果は以下の通り。ビクセンのレンズは試す時間がなかった。
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まずは東洋館。
彫りの深いエキゾチックな顔立ちの仏像や唐三彩の鮮やかな立像などが並ぶ。ミラーレスカメラ・マニュアルモードで液晶画面を見ながらのピント合わせは難しい。フィルムカメラのファインダーの方が断然見やすい。
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次に本館。
刀剣の展示室は外国客で大賑わいだった。幾振かの日本刀のケースには列ができていた。何か話題があるのだろうか?
雅楽面の並びにレンズの深界度を試す。
光背の欠けた小さな御仏。
ちなみに、前回、Exakta RTL1000と虫眼鏡レンズの組み合わせでのフィルム撮影(モノクローム・ローライRPX 400)は以下の通り。高感度フィルムでもかなり厳しかった。
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スライドプロジェクターのレンズ(P-Rokkor 2.5/75mm)はピントさえ合えば鮮明な像が得られることが判った。
さて、フィルムでの結果はどうなることか。次回報告します。
(おわり)
タグ:東京国立博物館 ビクセン 東洋館 Fuji Superia Premium 400 Canon AL-1 P-Rokkor 2.5/75mm クリエールルーペPB60 Fuji Superia Venus 800 法隆寺国宝館
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