2017年01月21日

サイアノタイプ - その4


昨日の雪混じりの荒天からうって変わって本日は晴天。

サイアノタイプ日和。すなわち、お日様燦々でコンタクトプリントの好都合。

曽祖父の古い写真(1920年代)からデジタル・ネガを作成しサイアノタイプを作成してみた。Jacquard Sensitizer kitで予め作成してあるAB剤を等量混合し、湯煎しながら食用粉ゼラチンを僅かに加えてマルマンの水彩用画用紙に塗布した印画紙に上述のネガを密着し露光時間は6分。水洗しオキシドール浴そして再び水栓の後、乾燥。

31624377803_298853f25e_z.jpg

こちらは祖母の写真(2003年)を元に作成した。発色を保つために水性ニスを塗ってみた。

31624366523_4e44017487_z.jpg

そして、昨年撮影したフィルム写真(「フレクサレットIV(Flexaret IV )の試し撮り」)を元に作成。

31624372033_ed149fabaf_z.jpg

元の写真は

meopta-flexaret-iv-belar-f80mm-kodak-tri-x-400-location-wako-jurin-koen-wako-forest-park-saitama-september-3-2016_29005742143_o.jpg

ゼラチンを加えたので定着は良いようだ。水洗は冷たい水に静かに浸す必要があるとわかった。ぬる湯だとゼラチンが溶け、勢いよく水洗いするとゼラチン膜が浮いてくるのでそれだけは注意。乾いた後に、平筆で薄くニスを塗る。明日も好天のようなのでサイアノタイプを作成してみるつもり。

(おわり)

追記:
紙への定着を狙ってゼラチンを加えたが、水洗の過程、特にオキシドール(希釈水)浴でゼラチンが粒状に浮き出てしまう。紙の繊維の中に入り込むべき感光剤までこの過程で浮き出すようだ。ゼラチンが阻害して感光剤が水洗されないようでもある。ゼラチンを加えない場合と比較して水洗の過程で水が汚れない(余計な感光剤が洗い出されない)のもそのせいだろうか。乾燥後もその粒状感が残ってしまう。食用のゼラチンでは純度が低いせいなのか?次からはゼラチンを入れずに印画紙を作成することした。
posted by ihagee at 19:46| サイアノタイプ