昨日(7月12日)は大橋巨泉氏の一周忌だった。
「本日は大橋巨泉の一周忌…巨泉が遺した安倍政権への批判の声と平和への思いを改めて耳を傾けろ!」(リテラ記事)にあるように、存命であれば・・と思わざるを得ない。しかし、「選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。」の彼の言葉の通り都議会議員選挙でわれわれ国民は安倍晋三氏に明確に拒絶の意思表示をした。
巨泉氏が亡くなっても我々に警鐘を鳴らす識者は続く。「この国は法治国家ではないことを示している」にも拘らず「こんな政治と行政の私物化を終わらせられなければ、私たちは愚民であろう」と。
ブログ記事を再掲したい。
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大橋巨泉氏が亡くなった。
ジャズクラブの巨泉さんが私の古い記憶、11PMそして数々の娯楽番組でのテレビ司会。晩年の巨泉さんは誰しもが懐かしむそれらの昔話に付き合って残された時間を割くようなことはしなかった。
「しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。」の「一つだけ」すら訃報とともに伝えないマスコミに、あの世で憤っているだろう。その言葉を以って花を手向けたい。
〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです〉(「週刊現代」今週の遺言(7月9月号))
「僕は、ポピュリズムの権化のような安倍首相をまったく信用しない。(略)本当にやりたいのは憲法改正であり、日本を『戦争ができる国』に変えることでしょう。実際、ニコニコして、口当たりの良いフレーズを並べておきながら、国民の過半数が反対した特定秘密保護法を強引に通してしまった。法衣の下に鎧を隠しているような男の言動にだまされてはいけません」(「日刊ゲンダイ」/2014年5月12日)
(おわり)
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