「僕は平和の鍵を握っていたのだ。何か僕は天命をさずかったような気がしていた。非武装宣言ということは、従来の観念からすれば全く狂気の沙汰である。だが今では正気の沙汰とは何かということである。武装宣言が正気の沙汰か。それこそ狂気の沙汰だという結論は、考えに考え抜いた結果もう出ている。要するに世界は今一人の狂人を必要としているということである。何人かが自ら買って出て狂人とならない限り、世界は軍拡競争の蟻地獄から抜け出すことができないのである。これは素晴らしい狂人である。世界史の扉を開く狂人である。その歴史的使命を日本が果たすのだ。【平野三郎の憲法調査会への『報告書』による、主な幣原喜重郎元首相の言】」
「積極的・平和主義(安倍首相)」なる、一つの言葉で矛盾した二つの意味を同時に言い表す二重話法(積極的=戦争と、平和)。ネガティブな政策(積極的=戦争なる人殺し・派兵・武力行使・軍拡・軍産)を実施しようとする際に為政者が用いる修辞法である。平和という言葉に正反対の政策を潜ませる。
「素晴らしい狂人(幣原元首相)」に一つとしてネガティブな政策はない。一点の曇りもなく晴々としている。そして今日は堂々とその「素晴らしい狂人」を祝う日である。「歴史的使命」を再度確認する日である。その祖父が殴ったことすら忘れ、また殴ろうかと「積極的」に修辞的に込められた真の狂気(安倍首相)に抗議する日である。
---------
<父の手記>
「新憲法の発布日である。家々の軒先に日章旗が掲げてあるのが珍しく思われる。何年ぶりかだと云う気がする。
何処となく生気が満ちて来たとも云う感じだ。(1946年11月3日)」
(おわり)
【憲法の最新記事】
- 国葬儀は安倍氏を英霊として靖国に合祀する..
- これ以上国民の分断に手を貸してはならない..
- あなたたち一人一人が憲法を壊している
- 無法による無法者のための儀礼(国葬儀)
- 国葬紛いの国葬儀
- 国葬儀であって国葬ではない(岸田)?!
- テレビCM(国民投票法改正案)なるバンド..
- 政治家の責任放棄=私権制限論
- 緊急事態条項への危険な試金石
- 新型コロナウィルスに乗じる厚顔
- 天皇の身の丈
- 水戸黄門って先の中納言と先の副将軍とどっ..
- 「領土」とは何?(続き)
- きつね物語
- 「れいわ・澪和」と書く
- なぜ元号なのか?
- 口を借りる、薄弱
- 憲法は戦死者の遺言(俳優 鈴木瑞穂氏)
- 「政治の低能化の証し(小林節 慶応大名誉..
- 憲法という新興宗教(稲田朋美衆議院議員・..