2016年02月05日

Rolleiflex SL66・88年前のレンズとの邂逅

Rolleiflex SL66はフォーカルプレーンシャッター方式なので、レンズの選択肢が本来多い筈なのだが、その独自のバヨネットマウント(Type VI)の為、アダプターを介するなどしてでなくては他のマウント形式のレンズを搭載できない。

ローライからCopal No.3規格のレンズを搭載可能なバヨネットマウント(Type VI)アダプターが出ていたが、その規格のレンズは大判カメラ用なので、手頃なレンズを探すのは困難である。

Copal No.3, Rolleiflex SL66, Adaptor

できればCopal No.0かNo.1のレンズを用いたい。そう思っていたら、バヨネットマウント(Type VI)を有し、Copal No.0(取り付け穴径35mm)かNo.1(取り付け穴径42mm)のレンズを装着可能なレンズボード(アダプター)を外国のサイトで販売しているのを見つけた。送料込みで一枚US$95。PayPalでメールアドレス宛に送金すれば、商品が送られてくる仕組みである。取り付け穴径はCopal No.0(35mm)かNo.1(42mm)を指定することも、それ以外の寸法(57mmまで)でオーダーすることも可能だそうだ。細工の仕方も説明がある(説明例はCopal No.0のSchneider-Kreuznach Apo-Symma 1:5.6/150)。難しい作業はなさそうである。

SL66のフランジバックを考慮すると、焦点距離が110mm以上のレンズが良いようだ(焦点距離165mm以上のレンズの場合はエクステンションチューブを噛ませる必要がある)。

このアダプターを介して、88年前のContessa Nettel Sonnar Anastigmat 4,5/120mmを見事SL66Eに装着した猛者がいる。レンズにはSonnarと銘があるそうだがTessar型かもしれない。いずれにせよSL66Eがカイゼル髭を生やしたように勇ましく見える。SL66EはTTL測光を内蔵したモデルだが、私のTTLメーターファインダーを搭載したSL66と実質同じである。

Contessa Nettel Sonnar Anastigmat 4,5/120mm
(Contessa Nettel Tessar Anastigmat 4,5/120mm)



その作例は以下。描写には雰囲気がある。



説明にあるSchneider-Kreuznach Apo-Symma 1:5.6/150は今も現役の大判カメラ用レンズ。中古でも高くて手が出しずらいが、大昔の蛇腹カメラからレンズを頂戴するつもりなら、88年前のContessa Nettel Sonnar Anastigmat 4,5/120mmを含め候補は山程ありそうだ。カメラ本体がジャンクでもレンズさえ生きていれば探す価値はあるだろう。

(おわり)

posted by ihagee at 22:54| Rolleiflex SL66