そして撮影。この世代のレンズは当然ながらモノクロームを前提に設計されているので、先ずはレンズに敬意を払って、子安(神奈川)の船溜まりをFuji Acros 100で撮影してみた。撮影日は今年の9/24、カメラはExakta RTL1000である。



さて、この第一世代のFlektogonはレンズ先にフィルター溝がない。従って、フィルターはZeissの49mm径の押し込み式(M49 プッシュ・オン)になる。フィルターの前面には51mm径の溝が切ってあるので、フィルターの上には同径のねじ込み式のレンズフードが装着可能。ただし、フィルターを使わない場合はレンズフードを装着することはできないので、フィルターの入っていない素通しの49mm径のプッシュ・オンも必要となる。いまどきのレンズと違って、逆光には弱いので曇天であってもレンズフードは必需品である。ピーカンであればイエローかオレンジのフィルターで2.5段ほど絞りを調節し、コントラストを目一杯強調しても面白い。第一世代Flektogon用のZeissの49mm径フィルターがこの手のカラーフィルターばかりなのも、レンズ自体がモノクローム撮影を前提に設計されている証であろう。


