
本ブログの「フィルム・レコーダ(デジタル⇒アナログ変換)」カテゴリーで紹介したポラロイド社のフィルムレコーダーHR 6000で作成したアナログネガ(Fuji Acros II)での作例の続き。
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本カテゴリーでは従来、アナログフィルム・乾板を直接アナログネガとし引き伸ばし機でサイアノプリントを行っている。
(昭和11年(1936)製乾板用ハンザ特許引き伸ばし機(Anastigmat F=125, 1:6.3)での作例 / 1920年頃撮影)
(Lucky Attache-35 / EL-Nikkor 1:2.8 f=50mmでの作例 / 1960年代撮影 Industrial Loco)
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乾板に比べれば経年劣化の少ないモノクロームのアナログフィルムはアナログネガとして用いるに何の不都合もない。しかし、劣化し割れやすい写真乾板の場合はHR 6000でさらにデジタル⇒アナログ変換して作成したフィルム(Fuji Acros II)をアナログネガとして用いた方が良い場合がある。ただし、HR 6000の最大解像度が4096 x 2732 pixels ゆえ乾板に元々記録されていた画像情報を忠実にフィルムに複写できるわけではない。若干フォーカスが甘くなる。
(Lucky Attache-35 / EL-Nikkor 1:2.8 f=50mmでの作例)
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(1904年のオラノタイプ=Oranotypie ポストカードを元にデジタル⇒アナログ変換した場合)
(デジタル⇒アナログ変換過程で演出を加えた場合)
以上、いずれも水彩画紙(Cotman Water Colour Paper B5 Fine)を用いた。
(おわり)