2021年03月28日

犠牲の分担の不公平



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黒目川(埼玉・朝霞)の桜は今年も爛漫と咲き誇る(撮影:2021年3月27日 / Sigma DP2S)。愛でられることなく散っていった去年とは対照的に今年はいつもながらの花見や宴の客で賑わっていた。

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しかし、これは「自粛すべきこと」だそうだ。

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(原田遼氏 / 東京新聞・中日新聞記者)


” 東京新聞はネット版で26日に、この原田記者の沿道取材リポートを掲載。しかもこの記事では、日本コカ・コーラやトヨタ自動車、日本生命、NTTグループといった聖火リレー最上位スポンサーにその演出についてどう考えるのかも取材をおこない、「25日はDJが沿道と十分な距離が取れていると判断してマスクをしていなかったが、沿道の安心を重視し、26日からマスクを着用させている。現時点で批判の意見が届いているかについては答えられない」(日本コカ・コーラ)、「今後批判が届けば、意見として受け止めたい」(トヨタ自動車)などというコメントも載せている。”
(リテラ 2021年3月27日付記事引用)

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” 仮に私が発症し、自分の命が危険にさらされるなら、それは友人と桜の花の下に座ったから、という理由のほうがまだいい。VISAやコカ・コーラ、電通、菅義偉のためにそうなるのは勘弁してほしい。”
(Richard Lloyd Parry / 英「タイムズ」紙東京支局長の愛すべきニッポンから引用)

(おわり)


posted by ihagee at 06:13| 日記

2021年03月27日

認識のゆがみを前提とする儀式



大相撲春場所13日目(2021年3月26日 東京・両国国技館)、三段目力士今福と響龍との取り組み。土俵際で今福が左からのすくい投げを放って勝利した。その際に響龍が頭から土俵に落ちうつぶせのまま動けなくなった。

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(スポーツニッポン新聞社記事引用)

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写真の通り、突っ伏して動かなくなった響龍を挟んで勝ち名乗りを行っている。直ちに救護すべき状況にもかかわらず何事もないかの如く取り組み進行を優先させた。

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「『聖火が走ったんだから、飯舘はもう(ほぼ全域で平時の線量に戻って)復興しているんだ』(中略)震災前に戻るまで、まだ100年も200年も続く放射能汚染。その中で、『復興、復興』と掛け声が大きければ大きい程、『復興』できない現実や、そこに生きる人びとの、苦悩し、呻吟(しんぎん)するつぶやきはかき消されてしまうのではないでしょうか。本当は、そこに生きる人びとに寄り添う施策こそ、求められているはずなのに…」(「聖火リレーと復興を重ねるのはおかしい」豊田監督、福島を追い続け / 西日本新聞 2021年3月27日付記事引用)

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目の前で起きていることが不都合なことであればあるほど、白昼夢(バーチャル)と思い込みその現実(リアル)を無視する心の動きがあると言う。

そのような認識のゆがみが上掲の写真にまざまざと現れている。

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(TEAM Coca-Cola TOKYO 2020の聖火キャンペーン)

(ロシアメディアがドローンで空撮した汚染土壌の一時保管地区(福島県富岡町))

「神聖で力強く、温かい光となって日本全国をともしてほしい(橋本大会組織委員会会長)」だそうだが、100年先でも『復興』が見えない現実・原発事故なる国家の宿痾(治らない病)があるのにそのことを無視し呻吟する人々の口を封じようとするかに全国津々浦々に走り回る聖火は現実逃避にしか私には見えない。聖火と伴走するコカコーラのキャンペーンがどうして光となるのか。我々は "いつまでも「うそつきロボット」のままで良いのだろうか?"

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「(聖火リレーの出発地に福島を選んだことは)この儀式の偽善や害悪、ばかばかしさを際立たせただけでなく、五輪に向けて突き進む日本の問題の縮図でもある(中略)もとは“復興五輪”をうたっていたが、現地の多くの人は復興の遅れを理由に五輪を非難している。(復興の)財源は五輪の準備のため東京に振り向けられた」
(スポニチアネックス 2021年3月27日付記事引用)

東京オリンピックの放送権を持つNBCですら「リレーの聖火を消すべきだ」と題する寄稿(米五輪代表にも選ばれたことがある元プロサッカー選手で米パシフィック大のジュールズ・ボイコフ教授(政治学)を掲載している。

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響龍はその後、呼び出しに仰向けにされ駆けつけた医師の下、病院に搬送された。頚椎損傷の疑いがあるという。

「五輪はパンデミックを悪化させかねない。開幕時にも日本国民はワクチン接種を終えていないだろう。海外から来る何千人もの選手やコーチ、記者らは誰もワクチン接種が義務付けられていない」(同上記事より)

その後を心配すること自体、神事を前にすればナンセンスとなるような認識のゆがみを前提とする「神聖な」儀式があって良いものだろうか?火を見るよりも明らかことにこそ目を向けるべきではないのか?


(おわり)

posted by ihagee at 06:34| 日記

2021年03月26日

COVID-19 ワクチン接種への異論



” 感染リスクがほとんどない健康な一般市民に、安全性がまったく保証されていないワクチン接種を強要するのは、もう犯罪でしかありません。皆様の賢明な判断に期待しています。” (新潟大学名誉教授 岡田正彦氏)

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ファイザー・モデルナ / アストラゼネカ ワクチン接種に対する異論は単なる「巷の噂」なのか自分自身で判断されたい。

(おわり)

追記:
核酸ワクチン(ファイザー・モデルナ)とウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ)(総じて「遺伝子ワクチン」と呼ぶ)はいずれも、人間の体自身をワクチンの製造工場にする仕組み、つまり、新型コロナの遺伝子の一部を接種することで人間の体内で新型コロナのたんぱく質を作らせ抗体を生み出そうという原理である。工場長は自分でしかなくその仕組みは自分=工場次第だから、接種の結果がどう転ぼうとそれは究極の自己責任である。医薬品等による健康被害にあっては企業(製薬会社など)、行政、医療機関等の瑕疵や不作為を問うことができても、遺伝子ワクチン接種による健康被害についてはファイザー社などは契約上責任を負わないとされている。その意味で、医薬品での「薬害」という概念すら「遺伝子ワクチン」にはそもそもないのかもしれない。「薬害」と異なり、「遺伝子ワクチン」接種による健康被害は個人レベルの範疇(評価不能)に押し込まれ「薬害」のように表面化も社会問題化もしにくい。

” 厚生労働省は3月2日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種後に1例の死亡例が報告されたと発表した。60代の女性で、報告者によると死因はくも膜下出血と推定されると報告されているという。因果関係は「評価不能」としている。” 

新型コロナウイルス感染対策は言うまでもなく、集団の健康の分析に基づく地域全体の健康への脅威を扱う「公衆衛生」上の対策である。本来であれば個人水準の臨床試験・疫学研究から得られたエビデンス(医学的証拠)に基づいて公衆衛生的介入が行われるべきところ、公衆衛生的介入それ自体が「遺伝子ワクチン」の実質臨床試験という逆順が罷り通っている。意思を排した強制に近い接種であればそれは人体実験(犯罪)となる(医療従事者への接種は半ば強制ではないか?)。そんな逆順に岡田正彦氏は危険性を指摘し異論を唱えているのであろうと私は理解する。
posted by ihagee at 07:17| 日記