2020年04月11日

"オリンピック命" と言わせる日本の落日(続き4)





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検査をするためのマニュアルではなく、検査しないためのマニュアル。

検査なくして科学なし。科学なくして対策なし。ところが、"PCR検査をさせない" という不作為が日本では罷り通っている。そうさせているのは、安倍内閣・厚労省・日本医師会。検査は医療崩壊をもたらすゆえに無駄だという嘘が官邸サイドから世の中に流されている。先進国で検査を行ったがゆえに医療崩壊した国はない。日本国内だけで撒き散らされる「検査しないための」言い訳。



(ウイルス検査総数各国比較 / 1000人当たり / 2020年4月10日時点・出典:Our World in Data

日本は各国比較グラフにすら現れない。

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(ウイルス検査総数日本 / 1000人当たり / 2020年4月10日時点・出典:厚生労働省)


(ウイルス検査総数台湾 / 1000人当たり / 2020年4月10日時点・出典:Taiwan Centers for Disease Control (CDC))

PCRを含めたウイルス検査について日本ほど検査を行わない国は先進国には見当たらない。台湾と比較してもオーダーが違いすぎる。

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感染の現状を科学的に知り得ない。感染の母集団が判らない。クラスターなどとあたかも感染が局所(点)であるかに言うが、面での感染拡大を言わない(拙稿「ハエ叩きでなぜハエを叩けないのか?」)。現実は爆発的急増の局面であって、点は繋がって面になっている。緻密且つ広範な検査に論拠しない新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、科学ではなく政治に都合の良い印象操作をしているに過ぎない。

安倍首相のウィルス対策についての国民への説明などを見てみると良い。一つとして「一対一対応」をしていない。それどころか、対応させることすら不可能にしようと、物事を粉飾・虚飾・改竄し、嘘に嘘を重ねて相手を煙に巻く。

検査能力を言いながら検査はしない。蓄えのある富裕者や上場企業など経済的立場の強い者は何ヶ月だろうとリモートオフィスなりで引き籠れるだろう。同じ口調で庶民にも引き籠れ・営業を自粛せよ言うがその間に失われる収入は補償するつもりなど毛頭ない。お前たちの納めた税金から布マスク二枚くれてやるから他人に迷惑をかけずに息を殺して働け(または働くのは諦めて路頭に迷え)と言うに等しい。庶民が額に汗して納めた税金は、富裕者向けに肥育された高級和牛券やら、一握りの既得権者の自己達成や金儲けでしかないオリンピックの諸費用に充てられる。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と、社会の底辺に生きる人々に対し想像力一つ働かない「今だけ・金だけ・自分だけ」のミーイズムの権化が安倍政権ではないか?


(自分で考え いのちを守れ! 新型コロナと闘う その先の未来へ / デモクラシータイムス 2020年4月9日配信)

安倍政権は国民のために機能していないどころか、棄民に励んでいる。不作為という責任放棄=責任逃れは許されない!

「(感染拡大の抑制に失敗したことについて)これは私が責任を取れば済むことではない(安倍首相)」
「私が全責任を取る。不満や他人を非難したい気持ち、苦情があれば、私を非難してほしい。私以外にこの決定に責任がある人物はいない(アンドリュー・クオモ ニューヨーク州知事)」

責任者を交代させなければ、我々が殺される。

(おわり)



posted by ihagee at 11:30| 日記